子どもたちの憧れの人は、やはり大谷翔平選手だ。第一生命保険(東京)の「大人になったらなりたいもの」アンケート調査では、小学生男子のランキングで野球選手が3位にランクイン、サッカー選手人気を逆転した。
全国の小・中・高校生計3000人を対象に昨年12月に調査を実施。1989年の調査開始以降、小学生男子では野球選手、サッカー選手、学者・博士が長きにわたりトップ3を争っていたものの、2020年以降、野球選手がベスト3に入ったのは今回が初めて。「あなたの憧れの人は誰ですか」という質問には、大谷選手をはじめプロ野球選手は最も多い35人の名前が憧れの人として挙がった。
小学生女子のランキングは、1位からパティシエ、会社員、漫画化・イラストレーターの順。歌手/アイドルが5位と昨年の10位からランクアップして人気上昇中だ。憧れの人でもSnow ManやNiziUといったアイドル、Ado、Mrs.GREEN APPLEなど歌手・アーティストの名前が多数挙がった。
中学生男子では、YouTuber/動画投稿者、ゲームクリエーター、ITエンジニア/プログラマーなどデジタルネイティブな世代らしいIT関連の職業が上位に。中学生女子では漫画家/イラストレーターが3年連続で2位だ。
高校生男子では、社長/起業家が6位にランクイン。高校生女子は5年連続で1位から会社員、公務員、看護師の順になっている。
小学生女子以外は、どの世代でも男女の1位が会社員になっているところが気になるが、そこに偏るわけではなく、ランキングはさまざまな職業に分散しているところを見ると、子どもたちはきちんと現実を見据えながら夢を持っているようだ。
出典:第一生命『大人になったらなりたいもの』アンケート