ふむふむ

備蓄米使えれば最大2割安の可能性も 帝国データバンクの「カレーライス物価指数」

 何でも高値になっていく昨今、「安」の文字はそれだけでちょっとほっとする予測だ。帝国データバンク(東京)は、食卓への影響度を示す「カレーライス物価指数」を独自に試算している。4月は1食429円(前年同月321円)で、前年から108円上昇、過去10年で最高値となった一方、備蓄米を使うことができれば、今後のカレー物価は最大2割安の可能性があるという。

 カレーライス物価というのは、カレーライスで使う原材料や、調理にかかる水道光熱費などを独自に試算したもの。材料はニンジン、ジャガイモ、タマネギ、牛肉(輸入)、コメ(コシヒカリ)、カレールー(市販)、食用油だ。

 

 最新の物価動向に基づく2025年5月の予測では実は1食448円へ上昇する見込み。米の価格高騰はもちろん、ニンジンなどの野菜の高騰も影響している。ただ、備蓄米を使うことができれば、最大で2割安くなる可能性があるとしている。最も安くなるシナリオでは、備蓄米の使用で1食300円台前半まで低下、当初予想値(448円)から最大2割の値下がり効果という計算だ。