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すしも牛乳も、凍らせて 食感や風味を損なわず保存 東京ビッグサイトに「冷凍革命」の最前線が集結

 近年、冷凍食品の躍進がめざましく、家庭から外食産業、さらには海外輸出まで、その存在感は急速に広がっている。こうした冷凍食品・冷凍物流の“今”を多角的に理解できる展示会が、6月24日(水)~26日(金)に東京ビッグサイトで開催される。市場拡大の背景から最新技術、そして未来の食の姿までを一望できる場として注目が集まっている。

 日本の冷凍食品消費額は2025年に約1兆3600億円と過去最高を更新。市場を押し上げているのは、外食・中食の人手不足、急速冷凍技術の進化、日本食輸出の拡大という三つの構造変化だ。RX Japan合同会社(東京)が主催する「JFEX」「“日本の食品”輸出 EXPO」「国際 食品物流EXPO」では、これらの潮流を象徴する製品・サービスが一堂に集結する。

 会場には、すしや牛乳といった従来は冷凍と結びつきにくかったカテゴリーまで、最新技術を活用した製品が並ぶ。急速冷凍や瞬間凍結により、食感や風味を損なわずに保存できるようになったことで、「冷凍=品質が落ちる」というイメージは大きく変わりつつある。

 出展製品の一例として、マルコーフーズの「冷凍やまと芋とろろ」は、収穫時の粘りと栄養をそのまま閉じ込めた一品。ミツハシの「冷凍シャリ玉」は日本米100%の酢飯を急速冷凍し、必要な分だけ使える利便性で飲食店の仕込み負担を軽減する。大磯の「のどぐろフィーレ」は3D瞬間凍結により生と変わらぬ品質を実現し、高級魚を世界へ届けるインフラとして期待されている。

冷凍やまと芋とろろ

 冷凍技術の波は乳製品にも及ぶ。おひさまファームの「冷凍グラスフェッドミルク」は、北海道別海町の生乳を瞬間冷凍し、解凍後も風味を損なわない“透明感のある味わい”を提供する。ミシュランシェフ監修の冷凍サンドイッチなど、家庭でも店でも使える高品質な冷凍食品も登場している。

 物流分野でも革新が進む。セイノーロジックスの「ばりひえ混載サービス」は、マイナス20℃を維持するリーファーコンテナで香港・シンガポールへ食品を輸送。NAX JAPANの輸出専用冷凍保税倉庫は、鮮度保持から検疫対応まで一貫して担い、日本食輸出の強力な後押しとなる。

 3日間で約700社が出展する今回の展示会は、冷凍食品・冷凍物流の最前線を体感できる貴重な機会。食品ビジネスに携わっている人は要注目だ。