トップアスリート育成のため選手の支援活動を行っている上月財団(東京・上月景正理事長)は4月25日、トランポリン競技の石川和選手(ヒロセホールディングス)への「2023年度上月スポーツ賞」表彰授与式を、東京都港区の財団事務局で行った。
同財団の東尾公彦専務理事からトロフィーを受け取った石川選手は、「これまで受賞してきた有名な選手と同じ舞台に立てたことをうれしく思います」と喜びを語った。
パリ五輪トランポリン競技の1つの出場枠をかけて、5月に代表選考会が開催される。「練習では妥協していません。自信を持って大会に挑みます」と意気込む石川選手。「手ごわい相手なので、妥協した演技では勝てない。大会を通して跳躍の高い、攻めた演技をしたいと思っています」と決意を語った。
上月財団は、ゲームソフトの製造・販売やスポーツクラブ運営を手がけるコナミグループの会長でもある上月理事長が、スポーツや教育、文化の振興を目的に設立。上月スポーツ賞は03年度から表彰している。