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フリーランスの過半数がAIは「仕事に良い影響」と予測 GMOクリエイターズネットワークが調査、4人に1人がプログラミングなどで活用

フリーランスの過半数がAIは「仕事に良い影響」と予測 GMOクリエイターズネットワークが調査、4人に1人がプログラミングなどで活用 画像1
「フリーランスを対象にAIに関するイメージや活用状況について調査」

 

 インターネット関連事業のGMOペパボ(東京都渋谷区)の連結会社であるGMOクリエイターズネットワーク(同)はこのほど、「Chat(チャット)GPT」をはじめとした近年の人工知能(AI)の進歩について、フリーランスを対象にAIに関するイメージや活用状況などを調査し、「半数以上は良い影響」などとする結果を発表した。

 調査は、同社が提供するフリーランスに特化した金融支援サービス「FREENANCE byGMO」のユーザー633人を対象に4月6~12日にインターネットで行った。

 「AIの進歩が自身の仕事へどのような影響を及ぼすと思うか」について聞くと、56.1%が「良い影響を及ぼすと思う」と回答。一方で「わからない」は31.4%で、「よくない影響を及ぼす」は12.5%だった。

 また「良い影響を及ぼすと思う」と回答した人に「具体的にどんな影響を期待するのか」(複数回答)を聞くと、「仕事をする時間が減る(業務効率化ができる)」が最多(73%)。続いて「新しいジャンルの仕事にチャレンジできる」(50.4%)、「自分にはないアイデアを得ることができる」(48.7%)など、AIの活用による自己成長やキャリア拡大への期待が大きいことが分かった。

 AIが「良くない影響をおよぼす」と回答した人に、具体的な影響について聞くと(回答数79、複数回答)、「AIに仕事を奪われて、仕事の量や収入がダウンする」(65.8%)、「情報漏洩(ろうえい)などのリスク管理」(27.8%)「AI導入の勉強が必要になる」(26.6%)がトップ3となった。

 現在の「AIの活用状況」について、これまでにAIを活用「している・したことがある」という回答は25.6%で、「していないが、今後活用したいと思っている」という回答も46.1%あり、AIの活用に前向きな人が多いことが分かった。 具体例としては「メルマガやバナーの文章作成(Webデザイナー)」「プログラミングのサポート(ITエンジニア)」「デザイン業務の際のブレインストーミングに活用(コンサルタント)」などだった。

 同社は今回の調査から「フリーランスは、AIの進歩による収入減を懸念する声よりも、『業務効率化』や『新しい仕事へのチャレンジ』といった前向きな発想を持つ人が多い」と分析している。

 「FREENANCE byGMO」は、収納代行用口座(FREENANCE口座)を事業収入の受け取り先とすることで、請求書(売掛債権)を現金化できる「FREENANCE即日払い」が利用できる金融支援サービス。