PR会社のパルテノンジャパン(東京都千代田区)はこのほど、埼玉県小川町の旧上野台中学校校舎にサテライトオフィス「小川スタジオ」を開設した、と発表した。
小川町は和紙で知られる自然豊かな町で、東京都心から車で約1~2時間程度。パルテノンジャパンは小川町と戦略提携を締結し、廃校した旧上野台中学校校舎で10年間未利用だった元図書室に小川スタジオを設けた。地方創生の現場に身を置く機会を社員に提供することなどが目的だとしている。同スタジオのテーブルはすべて無垢(むく)の国産杉板を使用。スタジオ内に設けた棚や音響機器はすべて廃校の物品を再利用したという。
パルテノンジャパンのアレン・パーカー社長は「100枚以上のレコードコレクションから選んで音楽を聴いたり映画鑑賞したりできる、仕事と余暇が楽しめる環境のオフィスにした」とコメントしている。
小川スタジオの地域貢献について、パルテノンジャパンは「小川町民への貸し出しや空き家活用セミナーを開催するなど、小川町の活性化にも寄与したい」としている。