カルチャー

「1日ひとつハッピーの種を見つけること」  80歳の鳥居ユキさんが語る

20230822_人間ドキュメント:鳥居ユキ_齋藤周造

 歳を重ねても“老い”という言葉が似合わない、むしろよりエレガントになっていく人は、毎日どんな生き方をしているのだろう? 日本を代表するファッションデザイナー、鳥居ユキさんが生きるヒントをつづった『80歳、ハッピーに生きる80の言葉』(主婦と⽣活社・東京)が9月8日に発売される。

 デザイナー生活61年目に突入した80歳の鳥居さんは、19歳でデザイナーとしてデビュー。「終わったことは振り返らず、前だけを向いて歩いてきた」と語る。この本を作るにあたり「大事にされていることは何ですか?」と質問されて真っ先に頭に浮かんだのは、「1日にひとつハッピーの種を見つけること」だった。「当たり前ですが、社会も私生活も楽しいことだけではありません。いろいろな出来事が起こりますが、どんなときも自分らしいハッピーを忘れないでいられたら、自由に生きていけるのかもしれませんね」。

 「窓を開けて、空気を入れ替え」「早起きして運動する」「好きなものを使い続ける」など、どんな場所、どんな環境にあってもヒントになりそうなハッピーの種がまかれた一冊だ。税込み1760円。

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