清流の国、高知県 【御朱“飲”めぐり】でご当地飲料を楽しもう

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司牡丹酒造 取締役 醸造部長兼杜氏 浅野氏

 高知県には、水質日本一にも選ばれるほど透明度が高い仁淀川、日本最後の清流といわれる四万十川をはじめ、清流が東西に渡って広がっている。清流が運ぶ良質な水は、良質な農産物や酒、お茶などを生み出すとともに、この地域ならではの「飲料文化」も育んできた。

 高知県は、77種類のご当地飲料を巡るキャンペーン「口福(こうふく)の土佐 御朱“飲”(ごしゅいん)めぐり」を7月にスタート。ご当地飲料を通じて、清流と共に生きる人々と触れ合うことにより、高知県の真の魅力を感じてもらうことが目的だ。
 御朱“飲”めぐりに参加するご当地飲料は、土佐酒や土佐茶をはじめ、クラフトビール、ゆずやぽんかん、文旦といったかんきつ類のジュース、生産量が日本一のショウガを使ったジンジャーエール、ハウス栽培が盛んなトマトのジュースなどバラエティーに富んだものばかり。

 おススメスポットの一つが、佐川町。NHKで放映中の連続テレビ小説「らんまん」は植物学者、牧野富太郎をモデルに描いたもので、生家「岸屋(ドラマ内では峰屋)」があった佐川町には、多くの観光客が県内外から訪れている。この佐川町には、土佐酒を代表する司牡丹(つかさぼたん)があり、その歴史は江戸時代にさかのぼり、創業420年を迎える。司牡丹では仁淀川水系の湧き水(軟水)を仕込水として使っている。

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御朱飲めぐりで試飲できる司牡丹の酒の数々

 司牡丹の「酒ギャラリーほてい」では、御朱“飲”めぐりを通じて、さまざまな種類の酒の試飲が可能。司牡丹の酒は、すっきりとした辛口で、のどごしの良さが特徴。さらに、口に含んだ時の香りが酒によって異なり、米のうまみがそれぞれ引き出されている。醸造部長で杜氏の浅野氏は「仁淀川水系の水は少し強い軟水で、のどごしの良さを生む。それぞれの香りと深い味わいを楽しんで欲しい」と酒の魅力を語る。

 「酒ギャラリーほてい」では、酒の特徴や合う料理なども丁寧に教えてくれる。杜氏の浅野氏が店頭にいることも。浅野氏に出会えたら、酒のこと、料理のこと、水のこと、そして土地のことなど色々と聞いてみよう。

 「口福(こうふく)の土佐 御朱“飲”(ごしゅいん)めぐり」は、7月22日から24年3月3日まで開催。期間中に参加店舗で対象飲料を購入すると「御朱飲ステッカー」が進呈されるほか、デジタルスタンプラリーに参加することで、抽選で5万円相当の豪華食材が当たる。