映画「二十四の瞳」「浮雲」などで知られる女優高峰秀子(1924~2010)が2024年に生誕100年となることに合わせ、主演映画の上映や展覧会などを開催する「高峰秀子生誕100年プロジェクト」が2023年10月からスタートする
高峰秀子生誕100年プロジェクト実行委員会が主催。東宝、松竹、KADOKAWAなどが後援し、23年10月15日の映画上映を皮切りに24年まで出演作品上映や、生誕100年特別展、写真展の開催、新刊出版といったイベントが続く。
エンターテインメント関連のPRなどを手がけるディップス・プラネット(東京都千代田区)によると、高峰秀子(本名・松山秀子)は、5歳の時「母」で映画デビューし、「天才子役」として人気を集めた。26歳で半年間渡仏、帰国後フリーとなり「二十四の瞳」「浮雲」で国内外の映画賞を受賞。日本映画界のトップ女優となった。30歳で松竹の助監督だった松山善三と結婚。以後「名もなく貧しく美しく」「女が階段を上るとき」「華岡青洲の妻」「恍惚の人」など生涯で300本を超える作品に出演し、55歳で出演した「衝動殺人 息子よ」を最後に銀幕から引退した。
自伝「わたしの渡世日記」が日本エッセイストクラブ賞を受賞するなど、文筆家としても知られた。
主なイベントは以下の通り。詳細は公式サイト。
▽2023年10月15日~31日、池袋・新文芸坐。上映作品「浮雲」「張込み」「名もなく貧しく美しく」「山河あり」など計12作品
▽11月11日、香川県立ミュージアム。上映作品「カルメン故郷に帰る」
▽2024年3月27日~4月9日、日本橋三越本店。高峰秀子生誕100年特別展「高峰秀子が愛したきもの」展
▽3月28日~5月6日、東京タワー1F RED° TOKYO TOWER特別会場。高峰秀子生誕100年大特別展「逆境を乗り越えた大女優 高峰秀子の美学」