SDGs

日本ハムが植物由来素材で「プラントベースまぐろ」 「弾力と繊維感を再現」、業務用に販売開始

「プラントベースまぐろ」盛り付けイメージ

 

 日本ハム(大阪市)は、こんにゃく粉などの植物由来の素材を使用して作った「プラントベースまぐろ(業務用)」の販売を始めた。

 「プラントベースまぐろ」は、同社のハム・ソーセージなど加工食品製造の技術力を生かし、1年間かけて開発した。「マグロの赤身の香りを保ちつつ、こんにゃく粉や食物繊維などを使用して、マグロの弾力と繊維感を再現した」という。柵型で130グラム。飲食店やレストランなどに販売する。

 日本ハムは、漁獲資源保護のSDGs(持続可能な開発目標)の観点から、これまでに「ナチュミート フィッシュフライ」や「ポップコーンシュリンプ(業務用)」を代替食品として開発。「プラントベースまぐろ」は、魚の分野の代替食品としては三つ目の商品で、国連が定めた「持続可能な食文化の日」に合わせて、6月18日に販売を始めた。

 同商品は、6月16日から兵庫県姫路市で開催した世界銀行・防災グローバルフォーラムのランチセッションで「ナチュミート フィッシュフライ」とともに、持続可能な食品として提供されたという。