カルチャー

写真とドレスの不可分な関係性を再発見 過去120年のファッション写真が語るモード

 静止画に写し取られたモードは永遠だ。時を経ても色あせず、不思議な魅力を放ち続けている。国内外の写真家約70人の作品を展示し、モードと写真の不可分な関係を再発見できる特別展「ファッション写真が語るモード-写真とドレスの関係性-」が、神戸市の神戸ファッション美術館で11月23日(土・祝)~2025年1月26日(日)まで開催される。

 約120年に及ぶファッション写真の歴史に写し出された人物と衣装の変遷、その魅力を、膨大なコレクションから「黎明期」「黄金期」「成熟期」「日本人作家」の4章に分けて展示。アドルフ・G・ド・メイヤー、マン・レイ、セシル・ビートン、ロバート・メイプルソープ、ヒロ、植田正治、奈良原一高、大石一男、篠山紀信、荒木経惟、都築響一など厳選した写真家たちの200作品を紹介する。

 被写体となった世紀末のアール・ヌーヴォーやオートクチュールの世界で活躍したポール・ポワレ、ガブリエル・シャネル、クリスチャン・ディオールをはじめ、20世紀のファッション界で輝いたデザイナーたちの華麗なドレス作品約40点も展示。モードと写真の関係性を視覚的に鑑賞できる。

 開館時間は10時~18時(入館は17時30分まで)。月曜日、年末年始(12月29日~1月3日)、1月14日(火)は休館(1月13日(月・祝)は開館)。観覧料は一般1000円、大学生・65歳以上500円、高校生以下無料。神戸市内在住の65歳以上は無料。