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「続・親子手帳」に成長の思い出を残そう 学生服メーカーが制作「制服に袖を通す日を大切な節目に」

続・親子手帳

 3月は卒業式のシーズン。卒業する子どもにとっては新しいステージにはばたく人生の節目でもあるとともに、その親にとっては子の成長を実感できる季節でもある。

 学生服メーカーの菅公学生服株式会社(本社:岡山市 以下:カンコー学生服)は3月、「続・親子手帳」を制作したと発表した。

 一般に「親子手帳(自治体によっては母子手帳、母子健康手帳)」は、妊婦健診の結果にはじまり、妊娠から出産、乳幼児期までの赤ちゃんと母親の健康状態や検査結果、予防接種歴などを記録する手帳で、自治体によって配布される。折々で書きこんだ内容は、後に振り返ると多忙な中で過ぎ去っていった子育ての日々を思い出すことができ、家族の一生の宝物ともいえるものだ。

 カンコー学生服が作成した「続・親子手帳」は、親子手帳をモチーフに、中学校1年生から高校3年生までの成長を記録できるよう工夫された手帳。子どもと一緒にコメントを書いたり写真を貼ったりするスペースや、成長曲線のグラフを記載するページなどを設けた。

続・親子手帳 最初の見開きページ

 制作の意図について同社は、「共働き家庭の増加や忙しい日々の中で、成長の記録はスマートフォンでの写真撮影にとどまり、じっくり振り返る機会が減っているのではないでしょうか。手書きで記録を残すことで思い出をより深く刻み、それが未来へのエールになると考え制作しました。学生服メーカーだからこそ、制服に袖を通す日を大切な節目に、そして成長を親子で感じられる機会にしてほしいという思いを込めています」としている。

「続・親子手帳」は、2025年4月に新入学を迎え、同社製の制服を購入した生徒向けに配布中。キャンペーンサイトも開設している。