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渋谷に新たな3D広告の“名所” 23×8メートル、国内最大級

5月23日から新曲の3D動画広告を渋谷で始めたルセラフィム=(P)&(C) SOURCE MUSIC提供

 若者らでにぎわう渋谷駅北の複合施設「MIYASHITA PARK」の近隣ビル屋上に、3次元(3D)立体映像で動画広告を展開できる巨大なデジタル表示装置がお目見えする。記念すべき第1号広告は若者に人気の5人組グループ「ルセラフィム(LE SSERAFIM)」の新曲プロモーション。5月23日から3D動画で展開している。

 この広告プロジェクトを展開する大手デベロッパー三井不動産(東京都中央区)によると、広告表示装置の大きさは幅23・28メートル、高さ7・68メートル、画面面積約180平方メートルで、国内の3D屋外広告ビジョンでは最大級の規模という。

渋谷の新たな広告名所に。巨大なデジタル広告の夜のイメージ(表示装置は右上の長方形画面)=三井不動産提供

 

 表示装置の設置場所は、タワーレコード渋谷店横に建つ地下1階地上8階建ての「渋谷市野ビル」の屋上。渋谷区と三井不動産が手掛けた「MIYASHITA PARK」中央部分の目の前に位置し、昼夜を問わず多くの人が行き交う渋谷の新たな“広告名所”になりそうだ。

 デジタル広告市場は好調で、三菱地所(東京都千代田区)がエレベータ内でのデジタル広告事業を、東京建物(東京都中央区)が広告会社と組んでビルの大型デジタル広告事業を始めるなど、大手デベロッパーのデジタル広告事業への参入が活発になっている。

 三井不動産は、周辺のデジタル広告(DOOH)や宮下公園芝生広場でのイベントと連動した広告を展開するなど、訴求力のある好立地の特性を生かした広告媒体として販売に取り組んでいくという。今回設置した電子表示装置は3D動画のほか、2D(2次元)動画、静止画の広告も表示できるという。

昼のデジタル広告表示のイメージ=三井不動産提供

 

 広告プロジェクトを担当する三井不動産イノベーション推進本部プロジェクトリーダーの高橋正和さんは「デベロッパーが屋外広告事業の主体となることで、街や施設、人の利用シーンまで含めた一体的なプロモーション設計が可能になります。生活導線に沿った自然な訴求や、リアルな体験施策との連動、街全体を活用した話題化など、単なる広告掲出にとどまらない“体験型メディア”としての価値が生まれると考えています。広告を“枠の購入”から“街を舞台にした体験”と捉え直し、テナント支援や街のにぎわいへも波及させていきたい」と話している。