カルチャー

アイヌ文化に触れて多文化共生について考えよう 北海道白老町の「ウポポイ」が開業5周年記念で3日間の無料開放DAY

 北海道白老町にある民族共生象徴空間「ウポポイ」(アイヌ民族文化財団・札幌市)で11月1日(土)~3日(月・祝)に、「ウポポイ無料開放DAY」が開催される。開園時間は9時~17時。駐車料金と一部の体験プログラムは有料。

 開業5周年を記念して、多くの人に気軽にウポポイを訪れ、アイヌ文化や多文化共生について考えてもらうことを目指す特別企画。20種類以上あるプログラムの開催回数や定員を通常より増やすほか、キッチンカーや、子どもが遊べるふわふわ遊具(屋外・雨天中止)も登場する。来場者全員に、ウポポイオリジナルのラバーバンドをプレゼントする。

 ウポポイは、アイヌ文化の復興・創造等の拠点として2020年にオープン。道内初の国立博物館「国立アイヌ民族博物館」、アイヌ文化を五感で感じる体験型フィールドミュージアム「国立民族共生公園」、アイヌ民族による尊厳ある慰霊を実現するための「慰霊施設」から成る。豊かな自然に抱かれたポロト湖のほとりで、さまざまな角度からアイヌ文化や歴史を体感することができる。

 無料開放DAY以外の通常時の入場料(税込み)は、一般大人1200円、一般高校生600円、中学生以下無料。開園時間は9時~17時(時期により変動)。休園日は月曜日、12月29日~1月5日、2月28日~3月9日。月曜日が祝日の場合は翌日以降の平日。