前橋市を訪れた人たちに、幅広いスポットを回ってもらい、街の魅力を深く知ってほしい――。そんな思いから、AIを活用して群馬県のさまざまな課題解決に取り組む株式会社群八(前橋市)が運営する同市内のコミュニティースペース「GALYEA(ガレア)」が、スマホ向け無料コンテンツ「街歩きRPG マエバシ・ダイブ」の提供を始めた。
前橋市中心部には、広瀬川の美しい風景や萩原朔太郎の詩文など、固有の文化や歴史資源が多数存在する。しかし、従来の「看板を読むだけ」「指定された場所を見るだけ」の受動的な観光や街歩きでは、若い世代やファミリー層の自発的な回遊を促し、街の深い魅力を体感してもらうにはハードルが高いのではという課題を感じていたという。
今回公開したコンテンツの舞台は、前橋市の広瀬川周辺。日常的に利用する「LINE」を使って、専用アプリのダウンロードなしで、街の風景を題材とした謎解き、パズル、ARなど、手軽に没入感のあるロールプレイングゲーム(RPG)を楽しめる。第一弾となるストーリー「消えた青猫」は、前橋ゆかりの詩人・萩原朔太郎の作品世界がモチーフ。地域の歴史や文化に触れながら街巡りを楽しめる。
プレーヤー自身が物語の「主人公」となり、謎を解くという明確な目的を持って街を歩く設計。現実の風景をゲームの題材とすることで、見慣れた日常の街が「冒険の舞台」へと変化する。この没入体験(ダイブ)を通して、参加者が自発的に街の隅々まで足を運び、滞在時間を延ばし、結果として周辺店舗への立ち寄りなど自然に広範囲、さまざまなスポットを訪れることを期待している。提供期間は2027年3月31日まで。
主催者のガレア代表・大和隆生さんは、「東京から前橋に移住して、最初に地域の人たちが温かく迎えてくれたのが忘れられません。足を運ぶほど街の魅力を知り、この前橋をもっと多くの人に体感してもらいたいと思い、この企画を立ち上げました。特に移住者や移住希望者は地域とのつながりをどうつくればいいか悩んでいることが多い。マエバシ・ダイブがそんな方々と前橋をつなぐ入口になれれば、こんなに嬉しいことはありません」とコメントしている。








