物価高に悩む庶民にとって政府の支援があれば、ありがたいものとなるが、直近で実施された定額減税についてその実態はどうなったのだろうか? そこで、バリューファースト(横浜市)が運営するキャッシング情報サイト「ゼニエモン」は、20代以上の男女400人を対象に定額減税についてアンケート(インターネット調査)を実施した。調査期間は10月18日~11月1日。
まず、定額減税実施の認知度について調べると、85.5%が「知っている」と回答。ニュースや新聞でも大きく取り上げられていたため、さすがに多くの人が知っていた。ただ、その効果をどう感じていたかを聞くと、79.5%の人が「効果を感じなかった」と答えるなど、経済対策として十分ではなかった印象。効果を感じない理由としては、「物価高の影響が大きい」という声が目立つ。
また、定額減税による税負担の軽減は、食品やエネルギーなど生活必需品の物価が大幅に上昇している中では「焼け石に水」とみる人が多い。それでも、あればあったで助かるのは確かなようで、「今後も引き続き、定額減税を実施してほしいと思うか」との問いに対して「思う」と回答した人が78.2%と継続を求める人が多数を占めている。