【新型コロナ】ミニ知識

コロナ禍の看護現場のリアルな記録 現役看護師の漫画家によるコミック発売

 現役看護師で漫画家の著者が、コロナ禍のリアルな看護現場を描いた新刊書籍『走り続けた看護師たち 新型コロナウイルス感染症パンデミックで起きたこと』(医学書院)が、このほど発売された。

 2020年、世界中を覆った新型コロナウイルス感染症パンデミック。医療は逼迫(ひっぱく)し、感染への警戒はケアの在り方を大きく変えた。透析病棟、産婦人科病棟、訪問看護・・・…それぞれの現場で何が起きていたのだろうか。現役の看護師でありながら漫画家として活躍するあさひゆりさんが取材して描いた、戸惑い、悩み、傷つきながらも闘った看護師たちのリアルな記録。A5・152ページ、税込み1980円。

 目次は以下の通り。

・Episode 1 コロナ専門病棟 当たり前の看護ができない

・Episode 2 透析病棟 看護師だって、強いわけじゃない

・Episode 3 産婦人科病棟 発熱があれば、帝王切開!?

・Episode 4 訪問看護 私たちが行くしかない

・Episode 5 それでも看護師を続ける理由 コロナ禍の看護を振り返る

 あさひさんは、1983年生まれ。北海道の看護学校を卒業後、正看護師として整形外科、消化器外科、小児科、在宅医療、救急医療施設などに従事。第2子の育児休暇中に漫画家デビューし、現在も看護師と漫画家の2足のわらじを履いて奮闘中。代表作に『コロナ禍でもナース続けられますか』(竹書房)、『ナースが教える本当にヤバい医者の話』『みちこのナースのみち』(ぶんか社)がある。