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最終面接では対面型が復活か!? 2023年卒業予定の就活者へアンケート調査

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 ひと頃に比べてコロナ禍はだいぶ落ち着いたことで、人流が活発化し始めるなど、あらゆる分野で正常化に向かっている様子がうかがえる。学生の就活戦線もその一つ。感染拡大を防止するため、オンライン就活が当たり前のように行われるようになったが、コロナ禍の落ち着きとともに従来型の面接が増えつつあるようだ。ディスコ(東京)が2023年3月卒業予定の大学4年生(理系は大学院修士課程2年生含む)を対象に実施した調査でもその傾向が読み取れる。調査は6月1日~5日に行い、1,208人が回答した。

 調査によると、面接の形式は依然としてWEBが主流になっているが、社長はじめ役員が登場する最終面接の対面比率は54.2%と、前年の41.8%から大幅に増加した。コロナ禍の影響が就活戦線でも低下しているのは、自身の就職活動について「厳しい」と思っている人の割合が46.9%と、前年の56.2%より緩和されたことからもうかがえよう。6月1日現在の内定状況をみても、内定率は76.9%と前年同期の71.8%を5ポイント以上も上回った。

 一方、現時点で就職活動を継続している学生に選考中の企業数を聞くと、平均で2.7社、これから受験する企業は1.7社となっている。未内定者は「新たな企業を探しながら、幅広く企業を広げていく」といった考えが多いが、このうち69.1%と7割近くが内定の見通しが立っていないという。

 インターン参加企業の本選考に応募した人は85.7%で、このうち68.6%が内定を獲得。インターンが100%の効力を持つ訳ではないが、どうしても行きたい企業でインターン制度がある場合、参加した方が有利なことは調査結果が示している。