まめ学

見に行きたいと思う首都圏の人が上昇! 2025大阪・関西万博に関する調査

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 東京五輪・パラリンピックの開催から、もうすぐ1年が経過しようとしているが、日本で開催される国際的なビッグイベントとして注目されるのは、2025年の大阪・関西万博だろう。半世紀以上前の1970年に開催された前回の大阪万博は大いに盛り上がった。2025年の万博も期待されるが、そうした中で、三菱総合研究所(東京)は、2025年開催の大阪・関西万博に関して、全国における独自の意識調査を半年ごとに実施している。

 2021年4月、2021年10月の調査に続き、今回公表するのは2022年4月の調査結果。前回までと同様に「生活者市場予測システム(mif)」を用いて、全国の20~60歳代の男女2,000人を対象にWEBアンケート調査を行った。

 まず、対象者を全国および5つのエリア(首都圏:埼玉県・千葉県・東京都・神奈川県、京阪神圏:京都府・大阪府・兵庫県、中京圏:岐阜県・愛知県・三重県、その他東日本、その他西日本)に分けて調査したところ、万博開催の認知度は、全国では、第1回から順に80.4%→81.7%→82.4%と微増傾向にある。エリア別では、西日本が85.4%と京阪神圏の95.3%に次いで高い。

 次に関心度を調べると、全国では同じく29.5%→30.9%→30.1%の順で、大きな変化はみられない。エリア別では首都圏で23.8%→27.2%→30.4%と上昇、年代別では30~39歳において29.2%→28.9%→34.5%と上昇傾向にある。他方、初回調査でエリア別で関心の高さがトップだった京阪神圏は49.5%→47.6%→43.9%とダウンした。

 また、今回初めて調査した「万博開催期間中の来場意向」については、全国で29.7%。エリア別では京阪神圏が最も高い43.3%で、次いで中京圏が33.2%であり、首都圏は25.9%にとどまっている。年代別では、過去の大阪万博を経験している60~69歳が32.5%と最も高かった。