まめ学

9月1日は「防災の日」 一番不安な災害は「地震・津波」

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 終わりが見えない新型コロナウイルスの流行だが、日本は地震などの災害大国であることも忘れてはいけない。SBIいきいき少額短期保険(東京)は、9月1日の「防災の日」に合わせて、持ち家に住む20歳以上の1,114人を対象に、「地震・防災」についてアンケートを実施した。調査期間は7月22~24日。

 最初に、「住んでいる地域で、不安を感じている災害」(複数回答)について聞いたところ、1位は「地震・津波」(56.7%)となった。2位は「豪雨・洪水、崖崩れ、地滑り、土石流」(37.9%)で、3位に「感染症」(32.9%)が入った。一方、「特にない」は20.6%で、3年連続で増加している。「近い将来、住んでいる地域で震度6強以上の大地震が発生する」と考えている人は60.9%で、昨年と比べると約4ポイント増えている。

 「大地震が発生した場合、避難を考えるのはどのタイミング?」(複数回答)という質問には、「建物が被害(破損、ヒビなど)を受けたら」(46.6%)・「インフラが止まったら」(45.8%)・「自治体から避難を促されたら」(35.0%)となった。「分からない」という人も9.2%いた。

 「家庭で行っている地震・防災対策」(複数回答)は、「非常用の食料・水の準備」(45.8%)・「避難グッズの用意」(34.4%)・「家具の転倒・落下対策」(31.5%)である一方、「対策をしていない」という人は30.4%に上った。これは自宅再建費用の備えでも似たような傾向にあり、「地震保険」に入っている人は46.1%。「共済などの地震保険以外の補償」の人は21.0%だが、「準備はしていない」と答えた人は32.7%だった。

 いつやって来るかが分からないのが災害。今一度、自宅のリスク・備え状況について考えてみてはいかが?