まめ学

阪神・淡路大震災は授業で知った 災害に関する意識調査

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 考えてみれば、阪神・淡路大震災はすでに27年前。Z世代にとっては教科書の中のできごとだ。9月1日の「防災の日」を前に実施した、過去に日本で発生した災害に関する意識調査(ビッグローブ・東京)によると、最も記憶に残る地震災害は2011年の東日本大震災だった。

 全国の18~59歳までの1,000人を対象に、8月19~23日に調査。実経験の有無にかかわらず、記憶に残る1995年以降の地震災害をたずねたところ、7割が2011年の東日本大震災と回答。次いで2016年の熊本地震(39.9%)。1995年の阪神・淡路大震災は、18~25歳の「Z世代」が生まれる前で、他の世代と比較すると回答割合が少なく、「授業で教わった」という声が多かった。

 近年発生した地震災害以外に、知っている日本国内で発生した災害を質問したところ、2014年の御嶽山噴火(41.4%)、1990年~1995年の雲仙普賢岳噴火(36.5%)と、噴火災害が上位。1923年の関東大震災(34.5%)や、1959年の伊勢湾台風(23.2%)も挙がったが、Z世代では、関東大震災をアニメやゲームで、50代では伊勢湾台風をテレビドラマで知ったというコメントもあった。