まめ学

太りやすい遺伝子が多い都道府県は? ゲノムデータを活用して調査を実施

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 太る原因には、食べ過ぎ、運動不足などがあるが、太りやすい遺伝子があるのをご存知だろうか。ユーグレナ(東京)は、ユーグレナ・マイヘルスとジーンクエストの遺伝子解析サービスのゲノムデータをもとに、「食べ過ぎてしまう傾向が高めの遺伝子タイプが多い出生地(都道府県)」をランキング化し、このほど公開した(調査は2020年5月に行い、21,371人のゲノムデータを解析)。

 遺伝子解析項目の「食事に対する自制力」は、食べ過ぎてしまう傾向が高いかどうかに関する項目であり、「食べ過ぎの傾向が高めのタイプ(遺伝子型:TT)」、「食べ過ぎの傾向が一般的なタイプ(遺伝子型:CT)」、「食べ過ぎの傾向が低めのタイプ(遺伝子型:CC)」の3つのタイプがあるという。今回が、この遺伝子(SNP:rs1726866)の型のなかで、「食べ過ぎの傾向が高めのタイプ(遺伝子型:TT)」に該当する人の割合を出生地(都道府県)別に算出、数値化した。

 それによると、今回の解析結果で、食べ過ぎの傾向が高めの遺伝子タイプの人の割合が相対的に高い都道府県でトップは 山梨県となった。以下、香川県、富山県、長崎県、広島県、福井県、 新潟県、福岡県、鳥取県、山形県という結果になった。この調査結果を注意深くみると、トップ10のうち、実に7県が日本海側に位置する。全ランキングでみると、西日本エリアが上位に多いことがわかった。