まめ学

節電に関する意識調査 みんなが家庭で具体的に行っている方法は?

Miniature bulb and calculator on white board
Miniature bulb and calculator on white board

 うだるような猛暑が日本全国で続く今年の夏。エアコンをガンガンに効かせたいところだが、電力不足で政府が7年ぶりに節電要請をしたと聞くと、少し我慢しなければ──と思えてくる。そうした中、紀尾井町戦略研究所(東京)では、「節電に関する意識調査」をWeb調査で1000人を対象に実施。調査は7月30日に行った。

 昨今の原油価格の急騰を背景に、電力料金の値上げが目立つが、これが家計に負担を与えていると思っている人は、「かなり」「ある程度」を合わせると89.0%に達した。こうした料金の高騰に加えて、節電要請から家庭で節電を行っている人が多いとみられるが、これに関して複数回答で聞くと、「照明をこまめに消したり明るさを調節したりする」が最も多く50.1%の人が挙げていた。以下、僅差で「エアコンの温度設定などを工夫」「エアコンに扇風機などを併用」が続き、「服装を替える」「テレビをこまめに消す」も上位にランクインしている。やはりエアコンは節電の対象として考えている人が多い様子だ。

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 一方、今どのくらい節電を意識しているかを聞くと「かなり」「やや」意識していると答えた人が合計に73.8%に達している。「かなり」と答えた人を年代別でみると、50代以上の層はすべて2割台だったのに対し、40代以下はいずれも1割台。エアコン無しではきつい猛暑からか、若い人ほど節電に対する意識が相対的に低いようだ。

 そのほかの質問では、電力を賄うために日本で原発再稼働を「進めるべきだと思う」が51.3%、節電するとポイントがたまる節電ポイントに関しては、参加登録「したい」(38.9%)、「したくない」(28.4%)、「わからない」(32.7%)という結果になった。