まめ学

年代上がるほど不公平感は強い? 女性に聞いた、男女間の賃金格差について

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 だんだん格差がなくなってきている、と思いたい。女性を対象に、男女間の賃金格差をテーマに実施したアンケート調査(「しゅふJOB総研」ビースタイル ホールディングス・東京)では、年代が上がるほど賃金差の不公平感を持つ人が多かった。

 569人の女性に7月12~19日にネットで調査。不公平感を持つ人を年代別にみると、最も多いのが60代以上で7割を超える。30代以下では37.3%、40代が54.8%、50代が68.2%。具体的なコメントをみると、「女性の方が育児などで時間に追われて、集中して仕事をこなす人が多い。だらだらとなんとなく過ごす男性より働いていると思う」(40代:正社員)、「昔の、男性が大黒柱となって家族全体を経済的に支えるという世の中ではなくなった。男性女性の違いではなく、仕事の中身で評価されるべき」(50代:派遣社員)、「日本は男子は正規雇用が1番で女性は非正規雇用でもいいだろうと思っている」(40代:派遣社員)など、固定観念や就業形態の違いに対する意見のほか、「男女差というのはかなり減ってきていると思うが、賃金差というよりは、機会均等ではない気がする」(50代:SOHO/在宅ワーク)という前提への言及もあった。