まめ学

SDGsに貢献していると思う会社はどこ? 「Japan Sustainable Brands Index」発表

SDGs word made with building blocks
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 持続可能な地球がなくては、あらゆる経済・社会活動は成り立たない。今や、どの企業にもサステナビリティに取り組むことが求められている。博展(東京)は、3回目となる企業ブランド調査「Japan Sustainable Brands Index」(JSBI)を発表した。18~79歳の男女1万5300人を対象に、19業種の306社についてSDGsへの貢献イメージとSDGsへの評価を調査した。調査期間は2022年11月16日~12月21日。

 JSBIは、SDGsやサステナビリティ活動に対して関心の高い生活者の視点を重視している点が特徴だ。調査によると、SDGsという言葉や内容を認知している人は89.0%に上昇。2018年の9.3%と比較すると、認知度が約10倍に伸びていることが分かる。ここ数年でSDGsが急激に浸透した結果だ。

 その生活者からの評価が最も高かったのは「良品計画(無印良品)」(110.09点)。昨年の2位から見事にトップを勝ち取った。2位は昨年1位だった「トヨタ自動車」(109.68点)で、3位には「住友林業」(107.18点)がランクインした。大きく順位を上げたのは、52ランクアップの「TOTO」(14位、104.83点)、61アップの「日産自動車」(27位、104.07点)、38アップの「旭化成」(12位、105.06点)など。業種別では、「化粧品・トイレタリー」業界が1位となり、2位は「薬品・医療用品」だった。一方、最も評価が低かった業種は「金融・保険」や「放送・エンターテインメント」。

 「スターバックスジャパン」は、SDGs貢献イメージでは3位だったが、SDGs評価得点では21位となり、総合評価を昨年の3位から6位に落とした。一方、「王子ネピア(ネピアなど)」は、双方の指標で評価を上げ、7ランクアップの4位を獲得。「ユニ・チャーム」も同様で、16アップの8位にランクインした。