オープン2カ月の神奈川・厚木の観葉植物販売店「らくうぇる」( https://rakuweru.com/ ) が、不要になった用土の引き取りや、ガーデニング用品、観葉植物などの買い取り・再生・再販売をする「花咲か爺(じい)さん」サービスをスタートした。
県内の大和市で飲食店を営んでいたらくうぇる店主の佐藤氏。コロナ禍で園芸に取り組む時間が増え、営業する店舗にも植物が増えていったという。その中で、枯れて不要になった植物や栄養がなくなった土や鉢の廃棄方法に頭を悩ませ、また、売った後に廃棄について請け負ってくれる園芸店や廃棄問題解消に取り組んでいる事業者がほとんど存在しないことにも気付いた。飲食業界ではフードロスを減らすSDGs活動が高まっている一方、園芸業界では植物ロスを減らすSDGs活動が浸透していないことに問題意識を持つと同時に、飲食店に増えてきた植物と客の好反応にも後押しされ、“楽に植える、楽しく植える”をモットーにする園芸店「らくうぇる」を今年6月末にオープンした。
植物・土・鉢の買い取りサービスについて当初は“引っ越しで置き場所がない”“飽きて処分したい”などの理由での需要を想定していた。しかし試験的にサービスを提供する中「高齢で園芸をやりきれなくなった」「植物の面倒を見ていた奥さんに先立たれた」「終活の一環として面倒を見ていたサボテンを誰かに引き継いでほしい」「高齢の母が老人ホームに入るので植物の引受先を探している」など、切実な理由での問い合わせが多かったという。
問い合わせは、らくうぇる お客様相談窓口(電話046-244-0676)、または問い合わせフォームhttps://rakuweru.com/contact/から。