まめ学

猛暑も脅威に感じる上位に 防災意識に関するアンケート調査

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 今年は関東大震災から100年と節目の年になるため、いつも以上に防災への意識が高まっているのかもしれない。そうした中、インテージ(東京)は、全国15歳~79歳男女5000人を対象に防災意識に関する調査を実施した。調査実施時期は8月4日~8月9日。

 

 それによると、自然災害などで不安を感じる脅威に関して聞くと、トップ3は、「地震」(85%)、「猛暑(高気温)」(82%)、「集中豪雨・大雨・暴風」(79%)となった。おそらく地震は、以前から脅威として思う人が多いと思うが、近年の異常気象を意識してか、高温、大雨が上位にくるようになっている。

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 家庭での防災対策については、全体の4割強が「対策をしていない」と回答。とりわけ、単身者世帯では対策をしていない人が多い。

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 一方、自治体で強化してほしい防災対策としては、「(水・食品などの)備蓄倉庫の設置」(51%)が最も多い。家庭における備えのトップも「水」(32%)で「レトルト・インスタント食品」(29%)が第2位。ペーパー類、乾電池、缶詰も備蓄する人が目立つなど、いわゆる「ローリングストック」として備蓄する習慣を身に付けている世帯が多い様子がうかがえる。過去1年の家庭での対策費用平均は1人あたり2051円だった。

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