エンタメ

アバレンジャーが20周年で奇跡の復活!「5人の雄姿を、映画館で目に焼き付けてください!」西興一朗、富田翔、阿部薫、田中幸太朗 『爆竜戦隊アバレンジャー20th 許されざるアバレ』【インタビュー】

-「アバレ」や「ダイノガッツ」というワードに象徴されるアバレンジャーの基本精神は本作でも健在です。全編にちりばめられたギャグも含め、その元気のよさは、放送当時よりも今の方が世の中に求められている気がします。

西 それが伝わったとしたら、大成功です。それが今回、僕らのやりたかったことなので。

富田 そこがスタートだったからね。コロナ禍で沈んだ世の中を元気づけたいっていう。

-そういう意味では、色々な愛が詰まった作品ですね。

西 愛しか詰まってません(笑)。

-その点、メインキャストが勢ぞろいする中、亡くなられた奥村公延さん演じる“介さん”こと杉下竜之介も、劇中では健在で「不在」となっていることにも愛を感じます。

西 介さんの扱いをどうするのか、だいぶ悩みました。亡くなったことにする案もあったんです。でも、結果的にああいう形になって。やっぱりアバレンジャーのメンバーですから、どんな形であれ、出ていただけたことは良かったです。

富田 すごくうれしかった。

阿部 劇中で奥村さんの写真を見た瞬間、泣きそうで…。何気なくタブレット開いたら、写真貼ってあるんだもの。あれはずるいですよ。

田中 今考えると、当時は大ベテランの方がこんな生意気な若造たちと一緒で、腹の立つこともあったと思うんです。でも、すごく優しくて。奥村さんの存在は、ありがたかったです。

西 いつもニコニコしていたからね。あんな先輩にならなきゃいけないと思うよ。

-それでは最後に、公開を楽しみに待つファンへのメッセージを。

田中 ファンの皆さんはもちろんですが、スーパー戦隊やアバレンジャーを知らない方たちも、だまされたと思ってぜひ劇場に足を運んでください。絶対に面白いし、笑えるし、感動できると思います。後悔はさせません。

富田 その上で、「面白かった」でも「期待外れだった」でもいいから、感想をSNSで拡散してもらえたらうれしいね。

阿部 「アバレンジャー」を20年ぶりに観られるだけでも奇跡ですが、その上、大きなスクリーンで上映できる奇跡が重なり、すごい奇跡が起きました。翔くんの言うように、ご覧になった後はSNSで感想を共有し、“アバレの絆”を、ぜひファンの皆様も体感し、楽しんでいただけたらうれしいです。

西 いろんな奇跡が詰まった作品です。エンタメ映画として気楽な気持ちでご覧いただければ、きっと感動できるはずです。5人そろったアバレンジャー最後の雄姿を、ぜひ映画館で目に焼き付けてください。

(取材・文・写真/井上健一)

©2023東映ビデオ・バンダイ・東映 AG ・東映
©東映

2023年9月 1 日、 新宿バルト9ほかで期間限定上映/ 2024 年3 月 27 日 水 Blu ray &DVD発売
(配給:東映ビデオ)