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原田泰造「最近の若者はすごいなと感心する方が多い」 主演ドラマ「おっさんのパンツがなんだっていいじゃないか!」【インタビュー】

ー役柄を演じる上で、大事にしていることはありますか。

 沖田誠は「趣味が家族」というくらい家族が好きで大事にしていながらも、その気持ちが家族に伝わらないところがあるのですが、何のためにこの人はいるんだろう? と考えると、やはり重きを置いているのが家族なので、家族のために頑張っているというのをいつも心に置いて演じています。

ー撮影現場の雰囲気はいかがですか。

 撮影のスピードが本当に早いです。各分野のプロが集まっていて次から次へと進んでいくので集中しやすい環境ですし、本当に楽しいです。「おっパン」の世界の中にいる感じでやらせていただいています。

ー沖田誠は家族が大好きでありながらも空回りしてしまうキャラですが、原田さんご自身はご家族とどのように接していますか。

 僕は結構自分の部屋にいることが多くて、家族に「大事だよ」とか「どこかに行こう」「よし、みんなで頑張ろう」とか言えるタイプのお父さんではないので、そういうお父さんがうらやましいです。わが家は、その日にあったことを奥さんにそれぞれが話して、僕は奥さんから教えてもらうことが多いので、アップデートしなきゃいけないのは僕なのかな(笑)。

ー原田さんがご家族に喜んでもらえたなと思う家族サービスがあれば教えてください。

 うちは息子も娘ももう大きいので、家族サービスというと、旅行のときに荷物を持ってあげることくらいしか自分では思い付かないなあ …(笑)。「サウナに行こう」と誘うと付き合ってくれるので一緒に通ったりしています。

ー原田さんが若者だった時代と現代では価値観の変化を感じる場面があるかと思いますが、原田さん自身は現代の若者に対して、どんな印象をお持ちですか。

 「今の若い奴らは…」みたいなことって、どの時代もずっと言われていると思いますが、僕から見ると今の若い奴らはすごいなと感心する方が多いですね。すごく落ち着いていて達観していて大人に見えます。後輩芸人も一緒にドラマに出ている俳優さんもそうですし、自分の若い頃と比べると、みんなかなり上にいるような感じがします。健(堀内)もすごく子どもでしたし、僕も中2くらいからあまり変わってないなと思います(笑)。

 ー最後に視聴者にメッセージをお願いします。

 僕と同世代の方はもちろん、どの世代の方が見ても刺さるドラマになっていると思います。人が変わろうとして努力する姿というのは心を打つものがあるので、ああじゃない、こうじゃないと言いながら見てもらえたらいいなと思います。

ドラマは毎週土曜日23時40分~東海テレビ・フジテレビ系で放送中。

(取材・文/小宮山あきの)

「おっさんのパンツがなんだっていいじゃないか!」場面写真 (C)東海テレビ