-今のお話にも出ましたが、主演の高橋さんの印象はいかがですか。役に向き合う姿やオフの時間の様子などを教えてください。
松本 すごく繊細な面も持ちつつ、基本的にはおおらかで、すごくいい空気感で主演をやられていました。初日から「おはようございます」と言って入って来たときも足をぶつけたりして、すごく癒やし系のキャラで。みんなのことも癒やしてくれるし、お芝居では刺激をくれて、すごく心を動かされましたし、カッコ良くて唯一無二の魅力的な方だなと思います。
犬飼 お芝居の表現の仕方が面白いなと感じることが多くて、彼にしかない引き出しで、彼にしかない個性で、お芝居に対して真摯(しんし)に向き合っていますし、それで、この人はダンスもすごくうまくて歌もできるの? と思ったら、もうお手上げだぜ! と思いました(笑)。
関口 主演の高橋くんがスタッフさんを含めて、いつも笑顔にしてくれていた印象があります。「高橋くんの笑い方が赤ちゃんみたいでかわいいね」という話をみんなでしていて、彼が笑うとみんなも笑ってしまって、その笑顔にとても助けられました。ハードなスケジュールでアクションシーンも多かったのですが、そういうときでも笑顔を絶やさないリーダーだったので、いい空気感のままできたなと思います。
-皆さんの高校時代はどんな生徒でしたか。青春の思い出や当時夢中になっていたことを教えてください。
松本 高校生の頃は演劇部に入っていて、演劇の大会に向けてみんなで練習したりしました。やる気の差がすごく顕著に出て、2つに分裂したり、大げんかして泣きながらせりふを練習している子がいたり、大会で悔しくて泣いたり、そういう姿が思い出に残っています。
犬飼 AKB48の指原莉乃さんを推していたので、握手会に行って気持ちが高まったままスタジオに入って仲間とバンド練習をしていました。興奮状態が切れる前にバンドで行き切ろうと握手会からの一連の流れで行っていたのですが、今思い返せば3年間、興奮状態が切れることがなかったので、その熱量で生きられていた3年間は推しのおかげだなと思いました。
関口 男子校だったので全く恋愛とかはなかったのですが、年に1度の文化祭には近くの女子高の子や女の子が来てくれるので、そこにかけるエネルギーたるやすごかったですね。ただ全然何もできなくて遠巻きに見ていることが多くて、自分からアプローチできない高校生だったので、それが思い出や経験となり、大学に入ったときに自分を変えようというエネルギーになりました。
ドラマは、毎週月曜よる11時6分からテレ東系で放送中。
(取材・文・写真/小宮山あきの)