三井物産(東京)と三井不動産(東京)は、12月16日、東京都千代田区(大手町1-2-1)に大規模な緑地空間「Otemachi One Garden」をオープンし、同日、フラワーアーティストのニコライ・バーグマン氏によるフラワーライブパフォーマンスやイルミネーションの点灯式などのオープニングセレモニーを開催した。
「Otemachi One Garden」は、オフィス、ホテル、商業施設などの大規模複合施設「Otemachi One」に新たに加わる大手町・丸の内・有楽町エリア最大級のイベント対応型の緑地空間。6000平方メートルの緑豊かな空間は、約6900本の木々や草本類による森が形成され、都心のクールスポットや生物多様性の保持など周辺環境にも貢献しているという。また「エコ体験ツアー」の環境教育イベント開催のほか、防災井戸の整備と浄化施設の併設などにより、災害時には飲料水の供給が可能となる防災インフラとしての機能も備えているという。
オープニングセレモニーでは、デンマーク出身のフラワーアーティスト、ニコライ・バーグマン氏によるフラワーライブパフォーマンスや約200個以上のランタンによる光と緑の空間を彩るイルミネーションの点灯式が行われた。同氏が拍手に迎えられ登壇すると、制作した大型(高さ3メートル)のフラワーディスプレイが紹介された。67個の球体をベースにしたというフラワーディスプレイは、「都心の中でリラックス空間であり続けたい」という願いを表現し、制作期間は構想から1年かかったという。
続いて行われたイルミネーションの点灯式では、来場者のカウントダウンに合わせてイルミネーションが点灯されると、弦楽ユニット「LEGEND String Quartet」が楽曲を奏で、 オープニングセレモニーを彩った。その後行われたニコライ・バーグマン氏によるフラワーライブパフォーマンスでは、赤色の花をあしらった大型のクリスマスブーケと、大型花器を使ったオブジェを制作するデモンストレーションが行われ、施設のイメージに合わせたという花材選びや作品コンセプトなどを紹介し会場を沸かせていた。
同氏が制作した大型のフラワーディスプレイの展示とイルミネーション点灯(午後23時まで)は、2023年2月14日まで行われている。また、クリスマス雑貨などが購入できる「ウインターマルシェ」や、フードメニューを楽しめる「フードトラック」は12月25日まで展開している。