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余剰生地を有効活用 セイバンが「エシカル ランドセル」シリーズ発売

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セイバン 「エシカル ランドセル」(上段:学習院型モデル全5色、下段:半カブセモデル全5色)

 

 セイバン(兵庫県たつの市)は、原材料のロットと生産数の誤差で生じた余剰生地を有効活用し、厳しい品質基準をクリアした「エシカル ランドセル」シリーズを8月4日より、公式オンラインストア「天使のはねストア」で発売する。

 従来の学習院型モデル全5色に加え、半カブセモデル全5色をラインアップに追加した。ランドセルは、注文数に合わせて製造するため、原材料のロットと生産数に誤差が生じる。6年間の品質を保証するため、生地に独自の使用期限を設けていることから、有効活用できなかった生地は廃棄対象となっていた。

 この問題を解決しようと、同社は2020年に新工場を立ち上げ、生産管理の体制を改善。今まで廃棄対象となっていた生地を、新たなランドセルとして生まれ変わらせることを可能にした、としている。

 半カブセモデルは「かぶせ」と呼ばれるふたの部分の長さを短くしたことで、学習院型モデルよりも170グラム軽量化した。価格は全モデル共通で3万9600円。