海の季節はそろそろ終盤だが、きれいな海を守っていくために海洋プラスチックゴミの問題解決は季節を問わない。長崎県新上五島町では、 海洋プラスチックごみをアップサイクルして、お魚型キーホルダーを作るワークショップ(新上五島町観光物産協会・長崎県新上五島町)を SDGs WEEKの9月17、23日に実施する。
新上五島町は九州最西端の島、五島列島の北部に位置し、美しい自然や世界に誇る教会群、五島手延べうどんやかんころ餅、魚介類などの島グルメも豊富で、旅行先として人気の場所。もっとも環境問題とは無縁ではいられない。世界では毎年約800万トンものプラスチックごみが海に流出し、このペースで進めば2050年には魚よりプラスチックごみの量が多くなると予想する調査結果もある中、五島の海岸にも置き去りにされたペットボトルやさまざまな生活ゴミ、潮に流されて漂着したような外国語ラベルのプラスチックごみがあり、ボランティアが日々清掃活動を実施している。ワークショップは、この問題の現実を知り、参加者同士で美しい海を守るアイデアを共有する機会。海岸清掃などで収集したプラスチックごみを魚の型に並べ、それをヒーターで加熱、プレス機でプレスしてオリジナルのキーホルダーを作る。