カルチャー

ドーハに走る日本製車両 W杯で盛り上がるカタール

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 サッカーW杯で盛り上がるカタールの首都ドーハ。コロナ禍から抜けきれない今、しかもこの円安、さらにもうホテルは満室でどうにも現地には行けない、というファンは多いが、そのドーハに日本製の地下鉄車両が元気に走っている。

 この車両を造ったのは、近鉄グループの近畿車両(大阪府東大阪市)。カタール初の地下鉄、ドーハメトロは、11月20日から開催されるサッカーW杯に合わせて整備され、都市を中心にスタジアムや空港にもアクセスできるため、観光客も含めて利用者は多い。最高速度は100km/h、全自動無人運転で運行している。

 近畿車両は、2017年から同国のカタールレール公社に330両(110編成)を納入。国際的なデザイン賞であるiFデザイン賞やRed Dotデザイン賞、German Design賞の「Winner」を受賞するなど、デザイン面でも高い評価を受けている。