カルチャー

チェコの料理人が優勝 第10回「和食ワールドチャレンジ」

ファイナリスト(左から3番目が優勝したJakub HORAK選手)
ファイナリスト(左から3番目が優勝したJakub HORAK選手)

 “海外の和食”が、ホンモノの和食とは別のカテゴリーだったのはひと昔前。鉄板焼きや天ぷら、おすしやラーメンにとどまらず、しっかりとだしを引いて作った本格的な和食を作る海外の料理人がどんどん増えている。外国人料理人を対象とした農林水産省主催の日本料理コンテスト「和食ワールドチャレンジ」決勝大会が2月末に東京で開催され、チェコ共和国の料理人、Jakub HORAKさんが優勝した。

Jakub HORAK(チェコ共和国、Yamato Japanese restaurant)
Jakub HORAK(チェコ共和国、Yamato Japanese restaurant)
煮物椀
煮物椀
前菜盛り「梅の葉の5つの物語」
前菜盛り「梅の葉の5つの物語」

 10回目の節目を迎えた今大会は、パリ、ニューヨーク、シンガポールで行われた地域予選会とオンライン予選会を勝ち抜いた6人のファイナリストが2日間にわたり腕を競った。テーマ「DASHI」に沿って、共通食材を使用した「煮物椀」と「指定の八寸皿を使用した前菜5品盛り」を作った。優勝したHORAKさんは「今後は日本食のアンバサダーや講師となり、日本食にはすし・ラーメン・天ぷら以外にも数々の素晴らしい料理があるということをチェコの人々に伝えていきたいです」と喜びを語った。