おでかけ

清澄庭園でハナショウブと遊ぶ 琴の演奏や抹茶セットも

ハナショウブ最盛期の様子
ハナショウブ最盛期の様子

 緑深まる初夏の庭園。岩崎弥太郎ゆかりの深川の名園、清澄庭園(きよすみていえん、東京都公園協会)では、水辺に咲くハナショウブや力強いアジサイの花を愛でる催し、「花菖蒲(ショウブ)と遊ぶ」を5月27日~6月11日まで開催する。

 清澄庭園は都の指定名勝。下総国関宿藩主・久世大和守(くぜやまとのかみ)の下屋敷を含むこの邸地を、1878年に岩崎弥太郎が買い取り、社員の慰安や貴賓を招待することを目的にした「深川親睦園」として開園。その後造園工事が進められ、隅田川の水を引いた大泉水を造り、周囲には全国から取り寄せた名石を配して、明治の庭園を代表する「回遊式林泉庭園」となった。

昨年の演奏会の様子(涼亭)
昨年の演奏会の様子(涼亭)
昨年の演奏会の様子(涼亭)
昨年の演奏会の様子(涼亭)

 催しの期間中には、琴や津軽三味線の演奏会やハナショウブの楽しみ方の講演会などもある。庭園の景色を眺めながら抹茶と和菓子のセットを楽しめる場所もある。開園時間は9時~17時(最終入園16時30分)。入園料は一般150円、65歳以上70円(小学生以下及び都内在住・在学の中学生は無料)。