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東京・丸の内で市民参加型の生物調査 スマホアプリで遊ぶ「丸の内いきものランド」

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 いきものコレクションアプリ「Biome」を運営する京都大学発のベンチャー企業、バイオーム(京都市)は、東京・丸の内エリアで市民参加型の生物調査イベント「丸の内いきものランド」を7月2日(日)まで開催している。期間中、アプリ「Biome」で、丸の内エリアやその周辺で生きものを探すクエスト(ゲーム機能)15個を同時に配信。参加者は、丸の内エリアの緑地等で、クエスト達成を目指して生きもの探しに挑戦。クエストをクリアした参加者には抽選で豪華景品が贈られる。

 参加方法は、いきものコレクションアプリ「Biome(バイオーム)」アプリをインストールし、ホーム画面で「丸の内いきものランド」のバナーをタップ。アプリ内で「丸の内いきものランド」に参加し、クエスト対象の生物を撮影してアプリに投稿。クエストをクリアしてバッジを獲得すると賞品に応募できる。

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 三菱地所主催。竹中工務店、戸田建設、日本アイ・ビー・エム有志グループ協賛、Tokyo Marunouchi Innovation Platformが協力。丸の内を訪れる人びとにアプリを通じて生物データを収集してもらうことで、街の生物多様性の見える化、データ化を図り、企業団体の生物多様性保全に関する活動につなげていく。

 「Biome(バイオーム)」は、生物の分布状況を把握し、生物多様性保全の基盤情報として活用していくために開発されたスマートフォン向け無料アプリ。日本国内のほぼ全種(約10万種)の動植物を収録し、最新の名前判定AIによって、ユーザーが撮影した画像から生物の名前を判定する。図鑑・地図・SNS・クエストなど、ゲーム感覚で楽しめる仕掛けが充実しており、楽しく身近に“生き物を見つける”体験ができる。これまでに全国の約73万人のユーザーの手で450万件以上の生物データが投稿され、蓄積されたデータは環境保護団体や研究機関などに提供されている。