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『源氏物語』人気キャラ1位は紫の上 光源氏はモテるけど不誠実

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 源氏物語を通読するのは、それなりに“体力”がいる。「まんがで読破」シリーズ(Gakken・東京)の『源氏物語』なら簡単だ。今年の大河ドラマは紫式部が主人公だし、ここは筋を押さえておかねば・・・なんだが、読者のアンケート調査によると、人気キャラの1位は、紫式部の名前の由来ともいわれる「紫の上」。光源氏のイメージはモテる、美しい、不誠実だった。

 20~60歳の女性500人を対象に、2023年11月16~17日に調査した。人気トップの紫の上は、藤壺(ふじつぼ)の宮のめい。幼いころに光源氏に引き取られ、のちに妻となる人だ。人気キャラ同率1位は、その藤壺の宮。亡き母の面影を持つため、光源氏は彼女に憧れ恋をするが、帝の妃(継母)だから道ならぬ恋。これが物語のカギを握る。そして3位は正妻の葵の上だ。

 光源氏のイメージは、優柔不断、マザコンなどのネガティブワードも多く興味深い。身分や婚姻制度の違いなど、現代の感覚では捉えきれない倫理感も多く、そのギャップがまた物語への関心をひき出すのかもしれない。