カルチャー

刺し子やカラフルなこぎん刺しの実用書 自由な発想のデザイン提案

 近年、海外でも人気の刺し子。日本の伝統的な模様をひと針ずつ刺して表現する刺しゅうだ。手芸好きには、いろいろなデザインのバリエーションがほしいところ。『刺し子 こぎん刺し 刺しゅうのデザイン』(日本文芸社、税込み1760円)が3月19日に発売される。刺し子やこぎん刺しの基本的な手法をベースに、オリジナリティーあふれるデザインを集めた新しい刺し子の実用書だ。

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 伝統的な和の要素に加え、北欧柄やエスニックテイスト、刺しゅうのように面を埋める刺し子や、カラフルなこぎん刺しなど、色と模様のアレンジを楽しめる。材料も従来の刺し子布や刺し子糸にこだわらず、刺繍糸やコットンやリネン、デニム生地など身近な材料を使っている。基本となる伝統的な刺し子やこぎん刺しの柄は生かしつつ、新しい要素がちりばめられていて楽しい。

 縫い方のテクニックも写真で詳しく解説。仕立てを加えたコースターやブックカバー、インテリア小物なども紹介している。sub8