カルチャー

「何を食べるか」で人生は変わる 健康情報の混乱を整理する指南書

 毎日なんとなく見ている膨大な情報の正確性を、全て検証するすべはない。例えば、健康情報。体にいいと注目を浴びる食品、食べてはいけないという警告。その信頼性の判断は難しいとしても、気にはなるものだ。そんなときに役に立つ、「結局、何を食べればいいのか」について栄養学の知見から伝える『医者が教える 栄養学的に正しい最高の食事術』(田中越郎著・税込み1870円)がダイヤモンド社から発売された。

 健康意識が高い人ほど、食事に関する情報を積極的に取り入れているかもしれない。だがネットやSNSで広まる健康情報の多くは、一部の研究だけを切り取ったものも少なくない。その結果、良かれと思って続けている習慣が、かえって健康リスクにつながることもある。同署は、こうした健康情報の混乱を整理し、「科学的に正しい食事術」を解説する。。

 「『体によさそう』に惑わされないための知識」「『食べないほうがいい』食品の誤解を解く」など、目次も明快。著者は、東京農業大学名誉教授で、医師としても臨床現場に長年携わってきた栄養学の第一人者。医学と栄養学の両方の視点から、エビデンス情報も豊富に、食事と健康の関係性を解き明かしてくれる。