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オーディオテクニカから軟骨伝導ヘッドホン ながら聴きも高品位な音で楽しめる

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 音響機器のオーディオテクニカ(東京)は、新しい仕組みのヘッドホン「ATH-CC500BT」を発売した。第3の聴覚経路となる軟骨伝導経路を活用した振動構造を採用。耳穴を塞ぐことなく、快適かつ高品位な音楽リスニングや通話を可能にしている。価格はオープン、市場予想価格は1万7,600円(税込み)。

 骨伝導は、振動の元となる振動子を頭部に当て、骨を振動させて耳の奥にある蝸牛(音の情報を脳に伝える役割を持つ器官)に音を伝える仕組み。軟骨伝導は、耳の軟骨部に触れる程度の装着でいいので頭部への圧迫が少なくなり、左右の内耳に到達する音が別々となるので一般のヘッドホンと同様のステレオ感が得られるという。

 耳穴を使わないので周囲の音も確認でき、駅などの案内アナウンスや、自宅での来訪のチャイム、家族からの話しかけなどを聞き漏らすことがない。さらにインテリジェントなノイズリダクションにより、周囲の騒音や掃除機、PCのキータッチ音などをキャンセルしながら声のみを抽出。オンライン会議やリモート講義でも、声がよく聞こえるようになる。

 本体は35gと軽量。適切な装着方法と耳穴を使わないことで、長時間の使用にも耳が蒸れないので、違和感が抑えられる。雨滴や水回りでの飛沫などが気にならないIPX4の防滴仕様。最大20時間も使うことができる。Bluetoothのコーデックは、高音質なaptX HD/apt X、AACに対応。