グルメ

花柳の世界をパフェで味わう 資生堂パーラー銀座本店の粋なメニュー

東をどりパフェ
東をどりパフェ

 “一見(いちげん)お断り”で普段は見ることができない花柳界。大正14年に始まり今年97回目を迎える東京・新橋の「東をどり」は、年に一度、その世界を垣間見ることができる機会だ。5月21日に始まる公演に先立ち、資生堂パーラー 銀座本店サロン・ド・カフェ(資生堂パーラー・東京)では、5月10日からこの新橋花柳界「東をどり」にちなんだデザートメニューを楽しめる。

 同パーラーにとって新橋芸者衆は“お得意さま”。三味線のおけいこの行き来の合間にソーダ水でひと息つく芸者さんのために、三味線置き場をレストラン内に作ったエピソードなどが残っているという。そこで、新橋芸者の上品で粋な振る舞いをただよわせるデザート「東をどりパフェ」(税込み2,400円)を仕立てた。和の雰囲気を抹茶で表現、爽やかなお茶の味わいを楽しめるシャーベットとアイスクリーム、きな粉のわらび餅や白玉、フルーツを入れ、番傘をあしらった。

新橋色アイスクリームソーダ
新橋色アイスクリームソーダ

 また、「新橋色のアイスクリームソーダ」(同1,150円)は明治後期、新橋の芸者さんが青緑色の着物を好み、それが世間にも流行したことから“新橋色”として呼ばれた色合いを、青りんご風味のシロップとレモン、ジンジャーエールで表現し、バニラアイスクリームを浮かべたものだ。

銀座本店サロン・ド・カフェ内観
銀座本店サロン・ド・カフェ内観