秋田県は、旅先に滞在して仕事をするといった新しい働き方の一つとして注目される「ワーケーション」の取り組みを強化しようとセミナーやワークショップを開催。このほど概要を公表した。
取り組みは「Akita DE Workation コーディネート体制強化事業」。ワーケーションを通じて、秋田との関係性を定着・拡大させ、二拠点居住・移住への発展を目指すことを目的に、地域創生事業などを手がけるANAあきんど(東京都中央区)に企画・運営を委託。2023年10月〜24年1月に秋田県内でセミナーやワークショップを実施した。
オンラインセミナーは、ワーケーション誘致やコーディネートの実績を持つ南紀白浜エアポート(和歌山県白浜町)の森重良太氏を講師に迎え、2回開催。「何のためにワーケーションに取り組むのか」「ワーケーションを活用するためにはどのようなことが必要か」「ワーケーションで選ばれるためのご当地体験コンテンツの作り方」といったテーマで森重氏から話を聞いた。
ワークショップは、秋田県大館市の地域コーディネーター「いしころ」の石山拓真氏が「秋田犬」について、北秋田市の地域コーディネーター「Anique」の斎藤美奈子氏、佐々木宗純氏は「がっこ(漬物)」という地域資源の活用について、ディスカッションやグループワークを実施したという。