たっぷり熟睡できた翌朝は、すっきり起床。だからちゃんと眠りたいけどうまくいかない、という人は少なくない。オレンジページ(東日本旅客鉄道・東京)の「ほぼ1000人にききました」という意識調査では、6割の人が自分の眠りに不満があり、睡眠改善ドリンクを飲んだことがある人も3割いた。
国内在住の成人女性1078人に1月21~27日に調査。現在の睡眠に不満がある人の理由の1位は「寝ても疲れが取れない」(57.7%)、2位は「何度か目が覚める」(52.2%)だ。「朝起きた瞬間から疲れている。睡眠で体力が回復した実感がない」(30代)、「目を覚ますと1~2時間は寝つけない。あっという間に起床時間になってしまう」(50代)など、熟睡できていないと感じる人が多いようだ。
平日の睡眠時間は6~7 時間(31.9%)が1位だが、年代別で見ると50代は5~6時間(37.1%)がもっとも多く、他世代よりも睡眠時間が少ない。一方、理想の睡眠時間を聞くと、7~8時間(48.2%)を挙げる人が多く、「いくらでも寝ていいなら何時間寝る?」という質問の全年代の平均は9時間。理想と現実の開きは大きい。
今より早く就寝したいと思っている人は59.6%もいるが、早く寝たいのにできない理由の1位はやはり「スマホを見てしまうから」だ。これは2018年の調査と比べ12.3%も増加。睡眠時間をじわじわとスマホに削られている様子がうかがえる。