まめ学

手間多い家事は妻まかせ いまだ遠いジェンダーフリー

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 家事を「手伝う」から「分担」するになってずいぶん男性たちの意識も変わってきているように見える。でもまだ「ジェンダーフリー」は遠いかも・・・なアンケート結果がある。オレンジページ(東京)が国内在住の成人女性1,100人に調査したところ、手間のかかる家事は依然妻側がやっていることが多いようだ。

 4月22日~26日の期間にオレンジページメンバーズを対象に調査。家庭内のジェンダーが浮き彫りになりやすいのが、夫婦の家事分担。そこで家事に関する意識や価値観を聞いたところ、大多数の人が、家事をするのは「家族の一員として当然」と考えている。分担のしかたについては、「気付いたほうが、また得意なほうがやるようにしている」「朝食は夫、弁当、夕食は私が作っている」など、自然な形で分担している人が多い。もっとも「私だけの負担が大きく、仕事と家事育児に人生を消費しているような虚しさを感じる」と、家事分担が進まない状況に疲弊しているケースも。

 分担率が高いのは日用品の買い出しや整理収納、ごみ出しなど。逆に分担率が低いのが料理(39.7%)とトイレ掃除(27.8%)。料理は、買い出し、メニューを考える、調理するなど、過程が多く手間がかかる。「ごみ出しをしているからといって、互いに1つずつ負担している、平等だとは思わないでほしい」という声も上がった。