マークフォージド・ジャパン(東京都中央区)は、福井県坂井市に開所した「北陸デジタルものづくりセンター」に同社の3Dプリンター(アディティブ製造装置)を設置し、運用を始めた。同センターは、国立研究開発法人産業技術総合研究所内に設置され、北陸3県のものづくり企業や関係者と連携して価値創造を支援することを目指している。
3Dプリンターは、プラスチックや金属、複合素材を使って立体物を作る装置で、最近は研究開発や試作だけでなく、量産の現場でも導入や活用が進んでいる。
マークフォージド・ジャパンの3Dプリンターは、最新式メタルバインダージェット式で、日本の公的研究機関に導入したのは初めてという。トーマス・パン社長は「開所式で最新3Dプリンティング技術が稼働しているところを直接紹介できて光栄だ。先進的なAMハードウェア、材料、ソフトウェアのリーディングカンパニーとして、同センターのミッションを支援していきたい」と意気込んでいる。