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辞めたいと思ったことってある? 入社1~3年目社員の割合は何と7割も!?

 第二新卒という言葉がある通り、入った会社をすぐに辞めてしまう新入社員が多いが、新卒社員だけでなく、年末になると1年の振り返りとともに転職を考える人がいるかもしれない。この時期、上司や経営幹部は社員が退職しないよう1on1(上司と部下が1対1で行う定期的なミーティング)などの面談を行う、あるいは環境を整えるなどしていると思われるが、そうした中で、一般社団法人予防カウンセリング協会(東京)は、社会人1~3年目の社員/部下がいる人を対象に「1on1と退職意向」に関する調査を実施した。

 調査期間は12月6日~12月10日で、対象とした人の中で1037人が回答した。

 最初に「現在、上司との1on1をどれくらいの頻度で行っているか?」と質問したところ、1日1回(9.0%)、週に2~3回(13.8%)、週に1回(13.6%)、半月に1回(8.5%)、1カ月に1回(9.8%)、数カ月に1回(10.6%)、半年に1回(7.1%)、1年に1回(2.6%)、特にやっていない(25.0%)と、4社に1社はやっていないが、やっている会社も頻度にばらつきがある。

 

 その具体的な中身は、「実務に関する悩み」(49.9%)が最も多く、以下、「業務の目標設定と進捗確認・フィードバック」(46.5%)、「キャリア相談」(30.2%)、「職場の人間関係に関する悩み」(30.2%)と続いた。

 一方、社会人1~3年目の社員に「これまでに会社を辞めたいと思ったことはあるか?」と質問したところ、7割近くが「ある」(68.7%)と回答。逆に部下がいる人に、「部下が会社を辞めそうだと感じたことがあるか?」と聞くと、7割が「ある」(69.9%)と回答するなど、両者がほぼ同数となったことは興味深い。

 どのような時に辞めたいと思ったかを聞くと「上司との関わりがうまくいかない時」(28.0%)が最も多く、「仕事上でミスをした時」(21.3%)、「上司や会社との方向性があっていないと感じた時」(19.9%)が続いた。どんな時に部下が辞めそうだと感じたのかについては、「部下の目指す姿が会社の方向性にあっていないと感じた時」(37.8%)がトップになった。