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藤井棋王が3連覇へ先勝 棋王戦コナミグループ杯第1局が高知で開幕

第50期棋王戦五番勝負第1局高知県での感想戦の様子。増田八段(左)と藤井棋王(右)

 将棋の八大タイトルの1つ、「第50期棋王戦コナミグループ杯」五番勝負第1局は、2日(日)に高知市で行われた。3連覇を目指す藤井聡太棋王が挑戦者の増田康宏八段に勝ち、初戦を白星で飾った。

 対局は午前9時に始まり、先手の藤井棋王が得意とする角換わりの戦型となり、長い中盤戦が続いたが、終盤戦で藤井棋王の的確な読みで増田八段を寄せ付けず、リードを奪って押し切った。

 第2局は22日(土)に金沢市の北國新聞会館で行われる。

 棋王戦コナミグループ杯では50期を迎え、半世紀の軌跡を振り返る記念誌を出版するために、クラウドファンディングを行っている。

 2月4日(火)時点で150人を超える将棋ファンが「歴史の継承と今後のさらなる発展」の理念に共感し、記念誌の制作に協力をしている。

 返礼品には、5月下旬に完成する記念誌に加え、第50期棋王戦のオリジナル記念品や歴代棋王の記念扇子などを予定している。詳細はクラウドファンディングサイト「READYFOR」内の特設ページに掲載している。