ワンコインどころか、お札一枚で済ませるランチを探すのが大変な昨今。食材費が高騰して苦戦する飲食店のことを考えれば、ここは食べ手も一緒に苦難を分かち合わねば、というところだが、学生さんには死活問題。学費も食費も、場合によっては住居や光熱費などの生活費も日々を圧迫する。そこでせめて学食の負担だけでも減らしてあげたいと、群馬県の高崎商科大学が学食メニューを値下げして学生を支援している。
同大では、コロナ禍のころからオンライン環境整備のための給付金や学食・学内コンビニで商品の購入に利用できる学内金券チケットの配布など、さまざまな学生支援を継続してきている。
昨今の世界的な物価高騰を受けて「食」の面でさらなる支援の必要があると判断。昨年秋から学生食堂「SKY DINING」の一部メニューの価格を50円値下げした。物価高騰にもかかわらず、販売価格の据え置きや値上げの抑制に尽力、後援会の助成も値下げ実現のカギになっているという。