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行政通知の受け取り実態と課題 スマホ通知に期待も詐欺やフィッシングが不安、本人確認つきアプリに安心感

 

 国や自治体などからのさまざまなお知らせ。紙で郵送されてくるのは確実だけれど、開封せずに期限を過ぎたり、どこに置いたか忘れたりしてしまうことも。行政通知の受け取り実態と課題に関する調査(クロスアイディ・東京)によると、スマホに通知があれば見落としが防げたかも、と思う人は7割にのぼった。一方で、通知の真偽に不安を持つ人も少なくない。

 マイナンバーカードを持つ全国の20〜69歳の724人を対象に、8月15日〜9月2日に調査を実施。通知の紛失や見落としなど、行政からの紙の通知に起因するトラブルを約半数の人が経験していた。特に「保管場所が分からなくなった」人が多く、管理の煩雑さが浮き彫り。この点、69.6%の人が「スマホ通知であれば防げた」と回答し、デジタル通知への期待が明確になっている。通知アプリに求められる機能は見落とし防止(55%)、次いで記録保持(47%)、期限忘れ防止(33%)だった。

 一方、「本物か判断できなかった」「詐欺が不安」など、通知の真偽に関する不安を抱える人も多く、6割を超える人が「本人確認付きアプリなら安心」としている。